車えび

2015/1/20

宜野座村特集 沖縄のシマの話題 特集

日本一の車えび

車えび
自然豊かな水源からの栄養豊富な水と澄んだ海水が育むくるま海老。
宜野座養殖場の車えびは日本一との呼び声も高い。


出荷量全国一位
沖縄県は、車えびの養殖で全国一の出荷量を誇る。
一年を通じて温暖で安定した気候のため、えびが餌をよく食べ安定して成長することから養殖もやりやすいのだそうだ。


中でも業界関係者からの評価が高いのが18〜19センチを超える大きさの車えびで有名な宜野座養殖場。
宜野座村には車えびの養殖に最適な環境が整っている、と社長の川崎さんは語る。


「養殖場の傍を流れる川にはマングローブが自生するなど、栄養が豊富です。そのため、珪藻(植物プランクトン)も多く発生するなど水環境がとてもいい。その栄養豊富な水に、温度や塩分の安定した沿岸海域の水をミックスすることで、車えびがよく育つ環境を作り上げているのです」


もちろん、川の水と海水を絶妙なバランスで混ぜ理想的な環境を作り出しているのは川崎さんの努力によるもの。
しかし、その努力を支えるのは宜野座の環境、ということなのだろう。


植物プランクトンは光合成をして車えびに必要な酸素を水中に吐き出すだけでなく、濁った水は強い日差しを嫌う車えびをストレスから解放する。
冬場でも温暖な沖縄では、冬場には水温が下がり珪藻が発生しにくくなるといったことが少ない。
これこそが沖縄県の車えび出荷量全国一を支える秘密でもある。

宜野座養殖場・社長の川崎さん

宜野座養殖場・社長の川崎さん

 

 


農業に似ている?
車えびの養殖は農業に似ている。
出荷の終わった池から水を抜き、汚れた砂を新しいものに変える。
車えびは砂の中に潜って生活をするため、抜け殻や糞などが大量に混入してしまうからだ。
新しく整備された砂床は柔らかく、くるま海老の生育に最適な環境となる。
こうして耕した池に水を張り、稚海老を放養して成長させる。
そのサイクルはまるで水田での稲作のようでもある。


宜野座養殖場の車えびは、個体がとても大きなものが多いことで有名だ。
「業界最高級の高価な餌を使ってますからねぇ。しっかり食べてもらって大きくなってもらわなきゃ困るよ」
そう笑いながら川崎さんが見せてくれた餌は、調味料・保存料・着色料などが一切入っておらず、全てが天然由来の素材で作られている。
もちろん、人間が食べてもまったく問題がないものだ。
品質の良い餌を与えることは安心・安全な車えびには欠かせない。
車えびの養殖では、養鶏などのように飼料に抗生物質などの薬品を一切使わない。
そのため、いかにバランスのとれた餌とストレスのない環境で育てるかがポイントとなる。


鮮度が命の車えび
宜野座養殖場では、10年ほど前に直営のレストランをオープンした。
天麩羅や塩焼きなど、高級食材である車えびを安価で提供したいとの思いからだ。
もちろん、価格だけではなく鮮度も抜群。
車えびは「活車えび」として生きたまま市場に出荷されるほど、鮮度に対して市場の見る目が厳しい商品でもある。
だからこそ、新鮮な車えびを安価で食べることのできる直営レストランはとても貴重な観光資源にもなる。
仕事を通じて、宜野座村の発展に寄与できるなら、こんなに幸せなことはない。
それが川崎さんの思いなのだ。

 

 

宜野座養殖場の車えびは、18センチ以上にもなる特大サイズのものが多い。
中には、19センチ以上になり宜野座養殖場では「ゴジラサイズ」と呼んでいるものも。
これだけ大きな車えびにはなかなかお目にかかれないということで、贈答用として大変喜ばれる。


昔から「姿伊勢エビ、味車えび」と言われ、寿司や天ぷらなどの和食の食材として人気も高い車えびは、大きさによって呼び方も変わる。
10センチ以下なら「細巻(サイマキ)」
10〜15センチくらいなら「巻(マキ)」
15センチを超えるものは「車(クルマ)」と呼ばれ、名実ともに車えびとなる。


さらに、20センチを超えるものは「大車(おおぐるま)」と呼ばれ、大変希少価値も高い。
ぜひ、宜野座養殖場に足を運んで、ゴジラサイズの中でもさらに大きな「大車」を見てみてほしい。


宜野座養殖場では、活クルマエビの通販も行っています。
詳しくはこちら


(投稿者:Uchina編集部)

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